多肉植物の土って、何がいいの?
そんな基礎的な疑問を解決するために、ブレンド土の配合別による乾燥実験をしたいと思います
ネットで調べれば、「おすすめ配合!おすすめの土」みたいなものがたくさん出てきますが、実際に育てる環境はみんな違います
自分の育てる環境に合った土を探すには、その環境で実験するのが一番分かりやすいはずです
ちなみに、私が育てる環境は…
- 地域:茨城県
- 日当たり:南向き、日照1日5時間以上(季節により変動)
- 風通し:良い
- 屋根の有無:あり
-はじめに-
このブログは
DIY初心者のドットパパによる
DIY記録です。ブログで説明する工程や道具の使い方などは全て独学によるものです。
参考にする際は、全て自己責任でお願い致します。
実験内容
最大まで含水させたプラ鉢が、何日後に完全乾燥するか実験する
吸水前の重さに戻ったら完全乾燥したこととする
鉢:プレステラ90
吸水方法:床面吸水
植栽なし、表面化粧なし、鉢底石なし
2~4日後に完全乾燥する土が理想のようだ(筆者ネット調べ)
ラインナップ
実験させるブレンド土のラインナップを紹介します
№1 「小粒トリオ」
シンプルなブレンド土です
比較対象としても分かりやすいかと思います
№2 「小粒トリオ+α」
ナンバー1にバーミキュライトを足したもの
保水性があがるらしいが、実際はどうなのでしょう
№3 「小粒トリオ+β」
ナンバー1にパーライトを足したもの
排水性があがるらしいが、実際はどうなのでしょう
№4 「細粒トリオ」
- 硬質赤玉土(細粒):1
- 硬質鹿沼土(細粒):1
- 日向土(細粒):1
ナンバー1の細粒バージョンです
細粒のほうが、小さい苗には向いているかと思うのですが、排水性はいかほどか
№5 「小粒&細粒」
小粒と細粒のミックスです
何で軽石小粒を混ぜなかったって?私が聞きたいです
№6 「鹿沼細粒のみ」
巷で話題の鹿沼細粒のみ
すぐ乾くと聞きますが、どのくらいの排水性なのでしょうか
№7 「鹿沼小粒のみ」
鹿沼小粒のみです
細粒より隙間が広い分、こちらのほうが乾燥は早そう
№8 「市販の多肉植物の土」
比較対象として、多肉植物用の土として売られていたものを使用
多肉植物用の土は乾きやすいを聞きますが、どうでしょう
№9 「人気ユーチューバーP様の土」
- 花と野菜の培養土:4
- 硬質赤玉土(小粒):3
- 硬質鹿沼土(小粒):2
- 軽石(小粒):3
人気多肉ユーチューバーの類似もの
混ぜていないものやメーカー違いもあるが、参考として
№10 「人気ユーチューバーM様の土」
人気多肉ユーチューバーの類似もの
商品違いもあるが、参考として
№11 「人気ユーチューバーS様の土」
人気多肉ユーチューバーの類似もの
混ぜていないものもあるが、参考として
№12 「人気ユーチューバーL様の土」
人気多肉ユーチューバーの類似もの
混ぜていないものや違うものもあるが、参考として
以上の12種類のブレンド土を実験する
実験初日
1. 水やり前に測りで計測
※この重さまで乾けば、完全乾燥です
↓
2. 床面吸水法で10分ほど放置
↓
3. 20分ほど、水切り(持ち上げて水が垂れてこないまで)
↓
4. 測りで計測
↓
5. 観察位置へ移動
11番がおもしろいですね~
一番重さがあるのに、一番含水量が少ないです
12番は一番軽いのに、一番含水量が多いです
1日後
1日で40%乾いたものもあれば、17%しか乾いていないものもあります
この差が、最終的にどのくらい影響するのでしょうか
2日後
11番の赤玉小粒+日向土細粒のミックスが完全乾燥しました!
今日は晴れてて、風も強かったから一気に乾いた感じですね
表層も乾いてきました
3日後
11番に次いで、7番の鹿沼小粒のみも完全乾燥しましたっ!
1,5,9番あたりも、明日には乾きそうです
4日後
1,5,9番が完全乾燥しました
ここまでが、理想の乾燥日数ですかね
5日後以降は、水の上げ方を工夫しないと夏場は危険かも?
5日後
3,4,6,10番が完全乾燥しました
バーミキュライトの保水力はすごいですね
1番の土に25%加えただけで、まだ保水を続けています
12番の土もバーミキュライト多めなので、その影響なのかもしれません
6日後
2,8番が完全乾燥しました
残るは12番だけです…(早く終わってくれ
7日後
最後の12番が完全乾燥しました
1週間は長いですね…
これで実験終わりです!
実験結果
- 細粒よりは小粒のほうが乾燥が早い
- 日向土(ボラ土)や軽石の割合が多いと乾燥が早い
- バーミキュライトを入れると乾燥が遅い
- パーライトを入れても乾燥には影響なし
ざっくりですが、箇条書きにするとこんな感じでしょうか
多肉用の土や、培養土はメーカーによって種類や配合比率が違うので、メーカーが変われば結果は大きく変わると思います
また、赤玉土と鹿沼土はすべて”硬質”を使用しました
少し値段は張りますが、崩れにくいので採用しています
これも、通常の物と比較すると結果は変わるのかな?と思います
私が使う土は…
№11 「人気ユーチューバーS様の土」
です!!
こちらを採用した理由ですが…
1乾燥時間
№11は完全乾燥日数2日という結果でした
今回の実験は真夏に行ったので、毎日30℃オーバーです
春や秋、冬になるにつれ涼しくなり、水もちはもう少し良くなるのかな?と予測できます
一番蒸れるのが心配である真夏に、床面吸水が2日で乾くのはいい結果ではないでしょうか
2粒の大きさ
細粒を混ぜたほうが、小さめな苗を育てている私には土のサイズ感が合っている気がします
小粒ばっかりだと、多肉に対して土が大きすぎて根が安定せず、ぐらぐらしてしまいそうです
3無機質のみ
無機質のみだと、
- 雑菌の繁殖を抑えることができる
- コバエなど虫の発生予防になる
というメリットがあります
もちろん、有機質があったほうが、栄養があり生育が良くなるかもしれません
しかし、多肉は肥料分はなくても育つと言われているので、無機質のみでもいいと思います
4知名度
このお方の多肉はとてもキレイに整えられており、見入ってしまいます
もちろん、普段の管理の賜物かと思いますが、土も少なからず影響しているはずです
上達は先輩のマネをするのが一番の近道だと思っていますので、参考にさせていただきます
以上が、採用理由です!
長くなってしまいましたが、少しずつ勉強しながら、この環境に順応していこうと思っています
最後までお読みいただきありがとうございます
少しでも参考になれば幸いです
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