芝(TM9)を張る "暗渠排水と雨水浸透桝"
芝張りステップ1の"暗渠排水と雨水浸透桝"について綴ります
↓前回記事↓では、芝の品種選定と芝張りまでの下準備をまとめました
dotpapa.hatenablog.com
よく準備8割 実行2割っていいますよね
やり直しが大変だからこそ、しっかり計画を練ってトライしましょう!
-はじめに-
このブログは
DIY初心者のドットパパによる
DIY記録です。ブログで説明する工程や道具の使い方などは全て独学によるものです。
参考にする際は、全て自己責任でお願い致します。
暗渠排水とは
まず、暗渠排水とはなんぞや?からです
簡単に言うと、地中に水が通る管を設置し、地下排水を向上させる土木工事です
粘土質の土壌など、雨水が浸透しにくい地質の場合、地下排水がうまく機能せず、大雨が降ると池になってしまいます
↑ゲリラ豪雨後の池です…
↑24時間後、水は引きましたが、まだグチョグチョです…
そういった土壌は芝を植えるのに適しておらず、なんらかの対策をする必要があります
我が家の庭はTHE粘土質です!
今回は、地中にコルゲート管(水が通る管)を埋め、雨水浸透桝まで繋げる工事をします
雨水浸透桝の設置も同時に行います
地中に埋める系の工事は、最初にまとめてやってしまいましょう!
境界を作った後では、管を通せなくなります
使った材料
- コルゲート管
- 透水シート
- 雨水浸透桝
- レジコン耐圧蓋(浸透桝の蓋)
- 塩ビ管(VU管)
- 塩ビ管 継手(VU継手)
- 塩ビ用接着剤
- シールパッキン
- 5号砕石
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使った道具
- 剣先スコップ
- 角スコップ
- 備中鍬
- 水糸
- 水平器
- 電動ドライバー
- 塩ビ用のこぎり
- 木杭
- 透明ホース
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作業工程
1 排水計画
芝を張ったときをイメージし、排水計画を練ります
外構DIYやって思うのは、構想とても大事!
我が家の場合の排水計画はこんな感じです
右下の赤丸が一番高い所とし、左上の雨水浸透桝へと水勾配をつけてコルゲート管を埋めます
表面排水はマウンド状にし、周囲のコルゲート管へと浸透させる仕組みです
また、1つ目の桝がオーバーフローしたときの為に、さらにもう一つの桝へと塩ビ管で接続します
断面図だとこんな感じです
コルゲート管の水勾配は1%(1m→1cm)つけます
コルゲート管、雨水浸透桝の周りには砕石を充填し、浸透しやすくします
芝生1枚の厚さは20mm程度あるので、それを考慮して計画しましょう
オーバースペックのような気もしますが、我が家の場合、芝を張るエリアが工作物で囲まれており、側溝などへ流す手段がありません…
その為、庭に溜まった雨水は敷地内で処理する必要があります
この排水計画でどのくらいの排水能力が見込めるかは未知数ですが、これでやってみたいと思います…!
2 水盛り
計画通りに掘るための指針にします
木杭うって、バケツと透明ホースと水で簡単に水平が分かるので、やっておきましょう
3 穴掘り
めっっっっちゃ大変です!
我が家の庭を備中鍬で掘ると…
…すごくないですか?
土塊を筆頭に石やら枝やらがゴロゴロゴロゴロ…
掘り始めて、コレだと心が折れそうになります
こりゃ池になりますわ!
まず、剣先スコップではまったく歯が立ちません
5cmくらいしか刺さりません!何かに当たります
初期投資だと思い、鍬を購入しましょう
↓ドットパパおすすめの掘り進め方です↓
ボコッ!ってめくれるのが爽快だったりします
遺跡発掘現場みたいになりました
雨水浸透桝を埋める大穴です
ここまで掘るのに4日かかってます…
掘り起こした土は、土ふるいにかけて、サラサラな土のみ埋め戻すようにします
4 透水シートを敷く
土の侵入を防ぐために、シートで覆います
これをやらないと、経年でどんどん浸透性が悪くなっていきます
不織布や防草シートで代用している例もあるようですが、透水性が悪かったり経年劣化があると嫌なので、お高いですが専用の透水シートを使いました
繋ぎ部分は多めに被せます
5 コルゲート管を埋める
水勾配1%を意識しながら、砕石で高さを調整し、埋めていきます
コルゲート管用の継手が高いので、VU管の継手で代用してます(ケチれるところはケチる!)
6 砕石を入れる
充填する砕石は、単粒砕石の4号が理想のようです
クラッシャーランのようなC40-0ですと、砕石が密に詰まってしまい、隙間が生まれません
…が!
我が家はC40-0を2立米購入しており、まだまだ在庫が山積みになってます
この山をすべて土ふるいにかけ、C40-20とC20-0に分けるという激務を実行しました
足りない分はホームセンターで調達して(4号は売っていなかった…)
砕石の充填完了です
透水シートでしっかり覆います
7 浸透桝と接続する
管を通すための穴を空けます
印をつけて…
電動ドライバーで穴を空けて…
シールパッキンをはめます
あとは管を挿し込むだけです
左と下がコルゲート管で、右がオーバーフロー用の塩ビ管です
こちらの塩ビ管は、浸透穴の少し上に通しました
VU継手で配管を組み、もう片方の桝へと繋げます(水勾配もつけます)
ついでに、サブ立水栓の浸透排水も担ってもらいます
↓コチラ↓がオーバーフロー用の浸透桝です
透水シートで閉じ、砂の侵入を防止します
8 土を埋め戻す
土ふるいにかけたサラサラな土で埋め戻せば…
暗渠排水工事、完了です!
お疲れ様でした!
埋め戻しの土が全く足りませんでした…
少しずつ残土で埋めていく予定です
まとめ
我が家の場合は、浸透桝2個と長い距離のコルゲート管を設置したため、材料費がかさんでしまいましたが、短い距離をやる分には安価な工事になるかと思います
体力勝負ですが、芝を敷いてからではできない工事です
一面青々とした芝を夢見て、頑張りましょう!
数日間の作業を1記事にまとめたので、長文になってしまいました
最後までお読みいただきありがとうございました
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